これらの点は把握しておこう!NISAで株を運用する際の注意点

特別な優遇措置だけの注意しなければならない点がある

個人投資家に対して、ある一定の金額の株にかかる税金を完全にゼロにしてくれるのが少額非課税制度、通称「NISA」と呼ばれるものです。比較的高いとされる株取引にかかる税負担を完全に無くしてくれる優遇措置ですが、特別なものだけに注意しなければならない点もあります。中には他で行っている株取引に大きな影響を与えてしまうこともあるため、NISAで株を運用する際はその内容を十分把握しておくように心がけましょう。

NISAでは損益通算ができない

まずNISAを適用した銘柄は、他のものとは一線を画する全く別の扱いを受けるという前提を常に頭の中に留めておく必要があります。完全に別の扱いとなるため、一般的な口座で運用している銘柄と混同して様々な措置を受けることができません。その典型例が、損益通算です。一般的に株式の運用において利益が出ると、その利益分に対して税金がかかります。しかし、他の銘柄で損失が出ている場合、利益でその損失を埋め合わせる形で通算を行うことにより、税負担を押さえることができます。NISAを適用している銘柄は、この損益通算を行うことができないのです。

損失の繰越や証券の代用にも利用できない

さらに税金の負担を軽減する株式運用の損失は3年に渡って繰り越すことができますが、NISAの適用銘柄は損益通算ができないため、こうした繰越も行えません。さらに、信用取引などをするに当たって、一般の銘柄は代用有価証券として委託証拠金に流用することができますが、NISAの適用銘柄はこうした活用も行うことができません。NISAは課税という制限がかからない『枠』で保護された制度であるがゆえに、その他の様々な制度からも隔絶された優遇措置であることに注意しておきましょう。

株の信用取引の金利は、証券会社により異なりますが、基本的にあまり高くありません。何故なら、金利をゼロにしたとしても、手数料だけで十分収益を上げられるからです。